カタログ制作には欠かせない組版とは?便利な自動組版も紹介!


カタログ制作や編集を担当していると「組版(くみはん)」という言葉を聞いたことはあるけれど、そのルールやソフトはよくわかっていないというかたも多いのではないでしょうか。最近では自動組版のシステムも増えてきており、自動化できるなら人件費が削減できるのかも?便利なのかも?と思いつつ、どう導入して良いか迷っているかたもいるかもしれません。この記事では、カタログ制作に欠かせない組版について知りたい・導入したいというかた向けに、組版や自動組版について詳しく紹介していきます。
組版1

組版とは

組版とは印刷工程の一つで、活字を組み合わせて印刷用の型となる版を作るから「組版」と呼びます。実際に印刷するためには、文字や図などをルールに則ってページに配置する必要がありますが、その作業のことを指します。後述しますが、今ではパソコンを使う方法が主流ですが、始まりは1590年代にもたらされた活版印刷で、このころは文字通り、活字を組み合わせていました。配置というと自由度が高いような気もしますが、日本語にはミスリードを防いだり、美しい見た目を維持したり、さらには難しい文字も読ませるなど様々な目的のために、いくつかのルールがあります。
以下では、基本的なルールを紹介します。

組版のルール例1:ミスリードを防ぐために

組版で最もポピュラーなルールは、「禁則=やってはいけない決まり」です。それは誰が読んでも読み間違えがないように、ミスリードを防ぐために守られています。閉じカッコや句読点、疑問符などを文頭においてはいけない「行頭禁則文字」、逆に始めカッコは文末においてはいけない「行末禁則文字」、さらには欧文単語や数字と単位のように行を分けると読みにくいものは分けてはいけない「分離禁則文字」の大きく分けて3つの禁則が存在します。要は誰が読んでも読みやすいことを重視するためのルールです。

組版のルール例2:美しく見せるために

組版で決めることに、字間や行間があります。これらをどう設定するかで文章全体の見やすさ、言い換えると美しさが決まってきます。ただし単純に均等配置するだけでは、禁則にひっかかってしまう場合があります。その時にはみ出した文字を前の行に入れ込むことを「追い込み」、次の行に持って行くことを「追い出し」といいます。どちらにするかは厳密な決まりはありません。他にも文章を美しく見せるために、同じ文章中の記号は統一するというのも大切なルールになります。

組版のルール例3:難しい文字を読ませるために

対象年齢の幅広い文章や専門的な漢字を用いる文章の場合、読み仮名とも呼ばれるルビを振るのも組版では重要になります。ルビにも基本的には漢字1文字に対して2文字、促音も大文字で表す、などのルールがありますが、このあたりは読みやすさを重視して臨機応変に変えていく必要があります。

よく聞く「DTP」との違いは

組版2
DTPとはデスクトップパブリッシングの略で、パソコン上でデータ作成して、実際に印刷物を作ることです。かつては手作業やタイプライターで行なっていた組版ですが、現代ではパソコンを利用して行うことが主流になってきました。かつては編集業と組版作業は全く別の人が行なっていたこともありますが、DTPなら企画編集からデザイン、製版作業までひとりで行うことができるため、時間短縮にも役立ちます。さらに企画者の意図を直接反映しやすくなったり、入稿作業が楽になったりというメリットもあります。よく使われるソフトには、Adobe IndesignやAdobe Illustrator、QuarkXPress、Adobe Acrobatなどがあります。中には無料期間が設定されているソフトもあるので、気になる場合は気軽に試してみるのがオススメです。

自動組版とは

自動組版とは、紙面のレイアウトをつくる組版作業を自動化することで、最近そのためのソフトなども増えてきました。人が作業するのではなく、あらかじめ決めたデザインやルールに則ってプログラムが印刷用データを自動で作成してくれます。メリットとしては、時間が短縮できること、人件費などのコストが削減できること、統一性による品質の維持ができること、人の手が極力入らないことによるミスの削減ができることなどが挙げられます。一方、デメリットもあります。汎用性のあるテンプレートの作成は結構大変で、流し込むためのテキストが文字オーバーしている場合など、テンプレートの範疇外になる不測の事態が起きた時に、コンピューター側では判断ができないこともあります。
もちろん自動組版とはいえ全て自動でできるわけではなく、原稿や画像は人間が準備して指定する必要があるので、時と場合によってはあまり時間短縮ができないということもあるでしょう。とはいえ、同じテンプレートで頻度よく制作が走る場合には大変役立つので、導入を検討してみるのもオススメです。

YUIDEAの「自動組版」とは

弊社YUIDEAが提供する通販カタログ支援サービス「らくカタ」。このサービスは、弊社が長年週刊カタログの制作に携わる中で培ってきたノウハウをベースに開発したサービスです。このサービスのメニューの1つに「自動組版」があります。
「らくカタ」のサービスについてはこちらをご参照ください。
https://www.rakucata.com/?ad=a
この自動組版には4つのポイントがあります。ここでは、そのポイントについてご紹介します。

ポイント1:商品情報の掲載ミスを徹底防止できる!

このサービスは、弊社内のシステムにてお客様の保持する商品データ、過去のカタログのデータ、さらに、キャッチコピーや販促マークなど、通常ではデータベースに登録できないカタログ独自の情報も一括で収集・管理し、InDesignを使用して自動組版を行っていくものです。商品データベースの情報をもとにした手作業の少ないフローを実現しているため、DTPオペレーションをミスなく効率的に行うことができます。さらに、デザインを自由に調整することもできるため、訴求力のある誌面作りが可能です。制作途中での商品の差し替えはもちろん、複数カタログ間での情報管理も可能です。

ポイント2:「差し替え」機能で自動的に最新データに更新できる!

新商品の情報は、発売前までなかなか確定しないことも多いですよね。しかし、弊社の自動組版では、カタログ制作期間中に商品データの更新があった場合、最新データを再度ご支給いただくことで、制作途中の誌面上の情報を差し替えることが可能です。校正の際に、1つひとつ赤字で修正する必要がないため、修正漏れやミスを防止することもできます。

ポイント3:複数カタログの同時制作でも校正の負担を大幅に減らせる!

複数のカタログを同時に制作することがありますよね。掲載している商品がまったく別の場合は問題ありませんが、同じ商品を掲載する場合は、それぞれのカタログに祖語がないように細心の注意が必要です。商品の情報が更新されれば、それぞれのカタログの情報をすべて更新せねばならず、校正を行う際は大きな負担となります。しかし、らくカタの自動組版では、1つの版に赤字を入れれば自動的に他の版にも反映することができます。校正時間の削減、そしてミスの防止が可能です。

ポイント4:フィードバックで最新情報の管理ができる!

ECの情報とカタログの情報、そして社内で管理しているデータベース、すべての情報を一元管理できていないことに課題を感じているご担当者様も多いのではないでしょうか。
弊社では、誌面の校了後、その誌面の情報をInDesignから書き出し、フィードバックデータを作成、ECサイト用のデータに加工してお渡しすることができます。もちろん、社内のデータベースに反映していただくことも可能です。つまり、カタログ制作と同時にECサイトの商品情報、そして社内データベースの情報も作れてしまい、さらにはすべてにおいて同じ最新情報を反映させることができるのです。カタログからECサイトまでを一気通貫で管理することができます。