パンフレット作成のコツ!~おすすめテンプレートもご紹介~
顧客にお届けする、定期カタログやパンフレット、チラシなど、どのような手順で作成されていますか?デジタル時代になったとはいえ、アナログメディアも重要なツールのひとつですよね。今回は自社らしさを表現するパンフレット作成のコツをご紹介します!
パンフレット作成の基本の手順とコツ
1,課題整理:事業としての課題って?
まずは現状の課題を整理します。YUIDEAはまずここのヒアリングにしっかりと時間をかけます。新規顧客の定着率が低い、既存顧客の購買単価を上げたい、売れ行きの悪いカテゴリーのテコ入れをしたい、読み飛ばされている、こだわりが伝わっていない…など、今回のリニューアルで何を解決したいのかを明確にします。
2,市場の把握:自社のポジションは?
市場で勝つためには、「他社とは違う売り」を明確にして、それを武器に戦う必要があります。市場環境や競合他社の状況を調べ、自社の強み・弱みを総合的に判断。これらを確認することで自社の武器を見つけ出し、商品・サービスのこだわりやポイントを明確にします。
3,顧客の把握:お客様はどんな人?
同じ30代でも、どのような生活をしている人で、どのような趣味・思考の人なのか、それらによって購買行動は大きく変わります。高級スーパーで買い物をする人や自然派食品をよく買う人、高所得者で通販に抵抗が無い人、自社店舗をよく利用している人、…など。また「一日」の暮らし方を考えるのか、「年間」の暮らしを考えるのか、商品やサービスによっても異なってきます。
YUIDEAでは売上データからRFM分析などを行ったり、コールセンターなどお客様から寄せられた声から顧客像の整理をすることも。顧客の把握にもしっかり力を入れます。よく聞かれるのが「うちのお客さんってお肉が好きなんですよね~」など、売上だけで判断していたり、コールセンターに寄せられた1件だけのクレームで反応してしまっていたり…。企業側で作り上げられてしまった顧客像があるのではないでしょうか。
4,評価:現状のパンフレットの良い点・改善点
YUIDEAではパンフレットに精通している編集者が見て、良い点・改善点を提示する場合もあります。
重視しているのは、「自社らしさ」があるかどうか?ここは大切ではないでしょうか。また、ターゲットに対してスペックが小さすぎたり、カテゴリが不足していたり、同類の商品が多すぎたり…。例えばイチゴばかりたくさんあってもお客さんは迷うだけで結果買わない、ということも考えられます。
5,企画立案:どんなパンフレットにするか?
まずは「コンセプト」を固めます。社内だけではなく、社外のスタッフにも伝わる、誰にでも分かりやすいコトバにします。「表紙」はそのコンセプトが表現されたパンフレットの顔。
YUIDEAでは媒体制作に着手する前に、コンセプト・メイキングによって考察した内容を目に見えるかたちで共有するモノとして『コンセプト・ブック』というものを制作しています。表現は無数にありますが、その手法はどうあれ、大切なのは媒体のコンセプトをどれだけ具現化できるか、です。
参考:コンセプトブックについて
また、版型や紙質はブランドイメージを形作る一因。過去、シニアを対象にYUIDEAが実施したホームユーステストではタブロイドサイズでコート紙だと光って見にくいという調査結果も。ターゲットユーザーは誰なのか?どうやって届けるのか?どんな印刷方法にするのか?など、冊子の用途に応じて考える必要があります。
6,制作
ようやく、制作がスタート。
・構成・台割り・コピーライティング
年間の販売計画に沿った商品リストをもとに、表紙、特集、カテゴリに分け、台割りを設計していきます。
YUIDEAでは、商品情報をもとにコピーや原稿を作っていきますが食品の場合、試食させていただいてから執筆することがほとんど。自身が「美味しい!」と感じないとコピーには表現できません。また特集などこだわり商品の場合は、生産者に電話取材をしたり、現地に取材に行くこともあります。
文章はあまり読まれていないのではないか、とよく言われますが特にシニア層はよく読みこんでいることが多く、つっこみが入ることもしばしば。ネットで情報収集している層とは異なり、誌面の限られた情報の中で買い物している証拠とも言えます。
参考:“売れる”良いキャッチコピーとは?作り方のコツや事例を紹介!
・撮影
撮影では事前に「撮影ラフ」と呼ばれる撮影イメージをまとめたものをメンバーでしっかり共有、固めてから撮影に臨みます。商品が良く見えているかどうか、だけではなく、コンセプトとずれていないか?を重視して写真のチェックをしています。
参考:失敗しない商品写真の撮り方・コツとは?依頼料金の相場から著作権まで解説!
とはいえ、すべて自社で写真を準備しようとすると、予算も手間もかかって大変ですよね。そんなとき便利なのがフリー(無料)の素材を配布しているサイトです。ただし上手に探さないと他社と被ってしまったり、商用NGなどの落とし穴があったりします。そんなときはこちらを参考にしてくださいね。
参考:【無料&商用OK】フリーの写真/イラスト素材サイト5選!著作権など注意点も解説
・デザイン
パンフレットは見た目の第一印象も大切ですが、それと同様に、商品・サービスの説明や、購入方法などの見やすさ、分かりやすさがとても重要です。それが伝わるデザイン、ひいては良いパンフレットになります。
参考:「カタログ」制作にあたっておさえておくべきデザインの基本とは
7,校正:正確かつ信頼できる情報か?
ある意味、もっとも重要なフローとも言えるのが「校正」です。最近テレビドラマで取り上げられたことで話題になった「校閲」という言葉と混同されがちですが、校正と校閲は似て非なるもの。出版物が世に出るためには欠かせないステップです。
最近では元の原稿もデジタルデータで作成されることが多いため、データ上で行うデジタル校正も活用されていますが、限界があるため従来のアナログ校正の重要性は依然として失われていません。
参考:校正とは一体どんな仕事?現場のプロが流れとやり方を徹底解説します
おすすめのテンプレートサイト3選
シンプルデザインなら「PIXTA」
画像サイトとしても有名な「PIXTA」ですが、無料のデザインテンプレートも掲載しています。パワーポイント形式で初心者でも使いやすいフォーマットがポイントです。パンフレットの表紙はもちろん、企業パンフの表紙などシンプルめのデザインに向くテンプレートがたくさんあります。販促チラシ向けのテンプレートもあるので、裏表紙をデザインするときにもとても使いやすいです。
おしゃれなデザインなら「Canva」
オーストラリア発、2018年から日本でも展開している「Canva」。デザイン性の高い素敵な雰囲気の表紙を、テンプレートだけで作り上げることができます。スマートフォンでもデザインができるのがポイントで、特別なソフトも必要なくドラッグ&ドロップだけで手軽にデザインすることができます。おしゃれな雑誌のような表紙を作り上げられます。
カッコイイデザインなら「pngtree」
チラシからパンフレットまで10,000件以上の様々なテンプレートがある「pngtree」。パキっとしたかっこいいデザインテンプレートが多く、スタイリッシュに仕上げたいときにはオススメのサイトです。デザインテンプレートのほか画像のフリー素材も多く、基本デザインからアレンジするための素材も同じサイトから手に入ります。
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