コロナ禍によって変化する生活者のニーズ。 顧客獲得にもつながるその動向を検索キーワードで独自調査!


検索ニーズ_トップ

長引くコロナ禍によって私たちの生活は刻々と変化しています。その変化に対して、今までと同じ販促活動や根拠のない施策変更を行っていても効果を得ることは難しいものです。そこでこういった状況だからこそ改めて注目したいのが「調査・分析」です。

「調査・分析」は、いわば現実を見つめ直すこと。現実を見つめてその変化を捉えることで、初めて変化に対して効果を発揮する対策を講じることができます。

また、調査・分析は、これまで気が付かなかった課題の発見につながることも少なくありません。今まで見落としていた意外なニーズの発見も期待できます。

そこで今回YUIDEAでは、コロナ禍での生活の変化を検索キーワードによる独自調査を行い、実際にどんなことが見えてくるのか調べてみることにしました。

 

「検索キーワード調査」を選んだ理由とは?

アンケートやインタビューなど、ほかの調査手法もあるなか、検索キーワード調査を選んだのには2つの理由があります。

【1】生活者の直近の課題やニーズがタイムリーに把握しやすい。

検索キーワード調査は、検索エンジン上でどんなキーワードがどのタイミングで多く検索されているかを調査するもの。さらに、時期においての関心度合の増減などを見ることができるので、変化に対する結果が期待できます。

【2】他の調査手法に比べて手軽にできて、かつ“深掘り”もしやすい。

アンケートやインタビューなど他の有効な調査手法も多数ありますが、調整設計や実施、完了後の集計や調査結果の読み解きなどの時間とコストが必要になります。調査を進めていく中で更に気になるテーマが出てきた場合も追加調査に大きな負荷がかかりません。

通販事業者の方にとっては、検索キーワードに合致した特長のある商品について情報発信をすることは、顧客獲得の可能性を高めることにつながります。コロナ禍で検索されていると考えられるワードを例に実践した調査結果をご紹介しますので、ぜひ調査・分析の手法の参考にしてみてください。

 

キーワード調査は、どこから手を付ければいいの?

検索キーワード調査といっても、いったいどこから手を付けてよいのやら、と思いますよね。コツとしては、次の3つのステップで考えると、とっつきやすいです。

【1】思い付きでOK、変化がありそうな言葉をとりあえず調べてみる。

【2】結果が、「予想通り」・「複雑な要因がありそう」 で分けていく。

【3】連想ゲームの要領で、組み合わせて深掘りしていく。

 

「ワクチン」「マスク」「時短」を検索キーワードを調査!

さて、それでは実際に調査してみます。今回は、コロナ禍で注目度が高いと思われ、かつ、生活者に密着していそうなキーワードの中から「ワクチン」「マスク」、そしておうち時間の高まりによりライフスタイルに変化が出ているのではないか、という予測から「時短」の3つをピックアップしてみました。

はじめに、Googleトレンド(https://trends.google.co.jp/trends/)を用いて、コロナ禍での検索トレンド「増えたコトバ」「減ったコトバ」で「増減」を見てみます。対象とした期間は、2020年4月~2021年5月です。

最初のワードは「ワクチン」です。

ワクチン

2021年2月中旬にファイザー社のワクチンが承認されてから、徐々に検索する回数が増え始めました。高齢者の優先接種が開始された4月中旬以降に検索数が急激に増えたことから、新型コロナウイルス対策への感心が高いことが分かります。

一方、「マスク」はどうでしょうか。

マスク

第1回の緊急事態宣言下になった2020年4月には、多くのユーザーが検索エンジンで「マスク」を検索していました。その後減少して、政府による全世帯へのマスク配布が終了する6月下旬に一時的に検索数が増えたものの、安定的に供給できるようになった現在では「マスク」と検索する人は減っているようです。

次は「時短」を調べてみます。

時短

2020年12月から徐々に関心が高まり、1月下旬、4月下旬にも検索する回数が増えていることがわかります。

3つのワードの中で一番動向(変化)があったのが「時短」という結果になりました。そこで、次は「時短」にフォーカスしてみます。

 

変化の大きかった「時短」を深掘り

以前から日常的に使われているワードでありながら、コロナ禍によって動向が見られた「時短」。そんな時短について、次はSEO管理分析ツールを用いて深掘りしてみました。

時短_ミエルカ

「時短」をテーマにすると、大きく3つのユーザーニーズがあることが分かってきます。

1つは「協力金」「助成金」関連です。

緊急事態宣言や東京都などのまん延防止等重点措置の影響により、飲食店経営者を中心に検索されていると考えられます。もしかすると前章で案内した検索数が増えているのもこの人たちによるものなのかもしれません。

2つめは、「勤務」関連です。

子育てや介護のために、時短勤務を希望する人が中心に検索していると考えられます。

3つめは、「レシピ」に関連するもの。

家庭で料理をする主婦のみならず、最近のコロナ禍で自炊をするようになった若者も時短レシピに関心を持つようになったのではないか、そのようなことが仮説立てできそうです。

このように、私たち生活者のほか、飲食店経営者が緊急事態宣言と関連して「時短」という言葉を検索するようになったと推測できます。

 

ワードを組み合わせて、さらに深掘り

さらに、SEO管理分析ツールを用いて「時短」とともにほかのワードを組み合わせて深掘りを続けます。先ほど上がってきたユーザーニーズのうち、「時短 レシピ」で深掘りしてみます。

時短レシピ_ミエルカ

ここで検索ニーズとして考えられるのは大きく2つです。

1つ目は「メイン」「がっつり」。特に子どもでも食べられるような時短レシピを探している人が多く存在すると思われます。

2つ目は「夕食」「晩御飯」。仕事を終えて帰宅後、すぐ食べられるようなレシピを探していると推測できます。

このように、

【1】ひと言でトレンドキーワードと言っても、変化のありなしや傾向が異なり、

【2】一つのキーワードでもまったく異なるジャンルがあり、

【3】一つのジャンルでも興味・関心が分かれている

ということがお分かりいただけるかと思います。

 

検索キーワードを読み解いて、次の販促施策に生かす

以上により、検索キーワード調査をする際は、近しいワードをいくつも選んで調べ、さらに深掘りすることで、ユーザーニーズを分析するとよいことがお分かりいただけたでしょうか。そして、分析したユーザーニーズを用いて新しい施策を打っていくことが有効であると考えられます。

ちなみに、調べる時期・比較する時期も大切です。たとえば「マスク」をテーマに施策を企画するにしても、1年前であれば「マスクはどうすれば手に入るか」というテーマにユーザーの大きな関心がありましたが、現在、マスクは安定的に供給されているので、通気性のよいマスクやおしゃれなマスクなど、機能面、デザイン面をテーマにした施策を企画するのがよいと考えられます。

このように、生活者のニーズや課題の変化を把握したうえで、検索キーワードやその先の関連キーワードを読み解き、販促施策に生かすことが大切です。

 

もし、リソースや知見の面でお悩みがありましたらYUIDEAにぜひご相談ください。詳細な調査・分析から施策の立案・実行まで、長年の通販事業支援の実績によるノウハウを生かして、さまざまな施策をご提案します。詳しくは下記サイトをチェック!

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